木陰に秋の気配

cocage近くの小さな公園に圧倒的な存在感を放つ巨木があります。それがこちらの「榎(えのき)」。極太で立派な幹に天へとぐんぐん伸びる力強い枝。樹齢200年超えを納得させるそのビジュアルは一見の価値ありです。

冷房機器のなかった江戸時代より、暑さをしのぐことができる木陰として街道沿いや一里塚に植えられていた榎。街道を行き交う人々はもちろん、鳥や動物たちにとってもひと休みできる癒し役にもなっていたはず。時を経てもその役割は変わらず私たちの生活に木陰は寄り添ってくれています。

よく見ると榎には小さく可愛らしい実がついていることがわかります。撮影時は8月後半の厳しい残暑の中。体感では秋の気配を感じませんが、榎の実が赤く色づくと秋が近づいていると目で感じます。

榎のそばにはベンチがありそこで寝転び仰向けになって真下から眺める木陰もおすすめです。子どもと一緒にごろんっとしてもいいですね。いつも正面や見上げるだけなってしまいますがたまには視点を変えて。木陰の心地よさ、そよぐ風と緑の美しさ、空の色と雲の白さもよき背景に。榎の木陰を眺めていると不思議と気分もスッキリしますよ。

cocageにお立ち寄りの際はぜひ、美しく力強い大きな榎に会いにいらしてください。

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